2025-11-20 虚空の部屋 詩 ここに 一度 落ちてしまえば 乱れた白い光に 包まれて 白い天井が 檻のように感じられて 長い塔の中にだけ響く 虚空の叫びが私にだけに聞こえるに違いない 誰も 知らない 糸のような言葉が 私の気持ちを 悲しみに縫い付けていき 白いゆきみち に 泥だらけの長靴で足跡を着けていくことに 違いない