文学への一点突破

文学の革命思想

虚空の部屋

ここに

       一度 落ちてしまえば

  乱れた白い光に       包まれて

白い天井が  檻のように感じられて

 長い塔の中にだけ響く

      虚空の叫びが私にだけに聞こえるに違いない

  誰も 知らない  糸のような言葉が

私の気持ちを  悲しみに縫い付けていき

 白いゆきみち に

  泥だらけの長靴で足跡を着けていくことに

        

        違いない